FAQ よくある質問
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- ストラクトグラムは、何の役に立つのでしょうか?
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自分自身、そして他人を理解することで、より良い人間関係の構築に役立ちます。
それと共に、ビジネスパーソンが関係者とのより良い信頼関係を築くために役立つ知識にもなります。
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- マクリーンというのは誰ですか?
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より正確には、ポール・D・マクリーン博士といいます。『三つの脳の進化』という有名な本を書いています。略歴は以下の通りです。
- 1913年
- アメリカのニューヨークで生まれ、エール大学、エディンバラ大学を卒業
- 1940年
- エール大学で医学博士号を取得
- 1957年
- エール大学、ワシントン大学、ハーバード大学、チューリッヒ生理学研究所を経て、米国国立精神衛生研究所に入所
- 1957~1971年
- 同所にて神経生理学研究所所長を務める
- 1971~1985年
- 同所にて脳進化と行動研究所所長を務める
- 1985年
- 同所嘱託
- 1971年
- 米国神経病理学協会特別賞受賞
- 1972年
- 米国哲学会カール・スペンサー賞受賞
- 1986年
- ソビエト連邦医学アカデミー賞受賞
- 2007年
- 逝去
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- 「三つの脳」とはどういうものなのでしょう?
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人間の持つ脳は、解剖学的にも3つの部位に分けることができます。1つ目はよく知られている大脳新皮質。2つ目は視床下部を含む間脳。そして3つ目は脊髄を含む脳幹です。間脳は、正確には脳幹の一部でもあるのですが、ここでいう脳幹では除外されていると考えてください。霊長類脳(人間脳)、哺乳類脳、爬虫類脳とも呼ばれます。
これらの部位は電気信号のほかに、セロトニンやアドレナリンなどの脳内物質(神経伝達物質)でも情報をやりとりしています。それぞれの部位が相互作用することでみなさんの感情や行動が決まっていることは、想像に難くないと思います。
また、みなさんの能力や性格のうち50%ほどが、遺伝によって決められていると聞いたことがあるかもしれません。このことについて詳しく研究しているのが、ポール・D・マクリーン博士の書籍『三つの脳の進化』です。セミナーではこのことについても詳しくお話しをさせていただきます。
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- 心理学とは違うのでしょうか?
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ストラクトグラムは、純粋な心理学とは異なります。純粋な心理学は心理の動きを説明しようとしますが、ストラクトグラムでは心理の動きよりも、その人が生来持っている性質(これをしばしば気質と呼ぶことがあります)を脳の性質から説明して探るのです。
もちろん、心の働き、つまり心理は脳が作り出すものですから、いくら脳の性質を扱っているといっても心理学と切り離すことはできません。ですので、心理学的な知識もあると非常に良いのですが、ストラクトグラムを学ぶためには必ずしも必要な知識ではありません。
また、ストラクトグラムの教える脳科学は、非常にシンプルでわかりやすい部分に特化しています。ストラクトグラムを理解するために、難解な専門知識は必要ありません。科学が苦手な方でも、きっと気に入ってくれるはずです。歴史があり、かつ常に新しい知識の扉を、ぜひ恐れずに開いてみてください。
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- 脳科学って難しそうで、ちょっと敷居が高く感じます…
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はい、確かに、脳科学というのはきちんと理解するには大変な勉強が必要なものです。しかしストラクトグラムは、はじめフォード社の営業マン向けに開発されました。そうです。みなさんと同じ科学者ではない普通の人が対象です。
そこで実績をあげて、以来数十年にわたる試練を経てもいまだ大企業で採用され続けているストラクトグラムは、みなさんの力強い味方になってくれます。日本ストラクトグラムセンターでは、ビジネス経験豊富な講師人が何人もおり、彼・彼女たちの実際のビジネス経験を交えてわかりやすく説明してくれますよ。